第八章 役について
この章では麻雀の役について説明します。
出現頻度が高い役については役名を赤く表示しています。

【 一翻役 】

立直(リーチ)
チー、ポン、カンなどをせずに、鳴かないでテンパイをすると場に1000点を出して立直をかけることが出来ます。 その状態でアガると「立直」という一翻の役がつきます。 立直をしたあとには手を変えることは出来ません。

断幺九(タンヤオ)

雀頭、四組の面子全ての組み合わせ全てに一、九、字牌が入っていないもので、一翻の役です。

一盃口(イーペーコー)

同じ種類の順子(シュンツ)を「5,5,6,6,7,7」のように同じ並びで揃えるもので一翻の役です。 鳴くとこの役はつきません。

一発(イッパツ)
リーチをかけた後の一巡以内にアガる一翻の役です。ただし、その一巡以内にチー、ポン、カンなどの鳴きが入ったときには、この役は無効になります。

役牌(ヤクハイ)

三元牌(白発中)、場の風、自分の風のどれかを刻子(コーツ)にする役です。 例えば東場なら「東」の刻子が役牌になり、自分が西家なら「西」の刻子が役牌になります。 一翻役ですが、例えば東場で東家の場合に「東」の刻子があると、役は「ダブ東」の二翻になります。

平和(ピンフ)

四組の面子はすべて順子(シュンツ)で、雀頭が役牌でなく、リャンメン待ちにする一翻の役です。 鳴くとこの役はつきません。

門前清自摸和(メンゼンチンツモホー)
鳴かないで(チー、ポン、カンしない)でツモであがる一翻の役です。

・嶺上開花(リンシャンカイホー)
カンをしたときに引いてくる嶺上牌であがる一翻の役です。 役がなくても嶺上開花のみであがることができます。

・海底撈月(ハイテイラオユエ)
海底(一番最後)の牌でツモあがったときに与えられる一翻の役です。

・河底撈魚(ホウテイラオユイ)
河底(一番最後)の牌でロンアガリしときに与えられる一翻の役です。

・槍槓(チャンカン)
ポンした牌と同種の牌をツモってきたとき、その牌を加えてカン(カカン)することができますが、 この時に他家がその牌でロンあがりをすると、槍槓という一翻役が付きます。


【 二翻役 】

・二重立直(ダブルリーチ)
チー、ポン、カンの無い純粋な一巡目にリーチをかけると与えられる二翻の役です。 偶然性の高い役です。

三暗刻(サンアンコー)

暗刻を3組つくる二翻の役です。 暗刻が2組ある状態からシャンポン待ちの場合は、ツモらなければいけません。

対々和(トイトイホー)

四組の面子全てを刻子で揃える二翻の役です。この役は鳴いても良いです。

三色同順(サンショクドウジュン)

萬子・索子・筒子で同一並びの順子を完成させる二翻の役です。 チー、ポン、カンなどをして鳴くと一翻になります。 上図の例では萬子、筒子、索子で「6,7,8」の並びを揃えています。

一気通貫(イッキツウカン)

同じ種類の数牌で、「123、456,789」の順子を完成させる二翻の役です。 チー、ポン、カンなどをして鳴くと一翻になります。

全帯幺(チャンタ)

雀頭と四組の面子構成の全てに一、九、及び字牌が含まれる二翻の役です。 チー、ポン、カンなどをして鳴くと一翻になります。

七対子(チートイツ)

七種類の七組の対子を作る二翻の役です。待ちは必ず単騎待ちとなります。同一牌を四枚で対子二組とすることはできません。

・小三元(ショウサンゲン)

白発中の三元牌のうち、二種類で刻子、残りの一種で対子を作ると小三元となります。鳴いても翻数は下がりません。 この役自体は二翻ですが、必ず役牌が二つ入るため実質的に四翻となります。

・混老頭(ホンロウトウ)

全ての組み合わせを一、九、字牌の刻子(七対子の場合は対子)で揃える二翻の役です。 鳴いても翻数は下がりません。

・三色同刻(サンショクドウコー)

萬子・索子・筒子で同一数の刻子を完成させる二翻の役です。鳴いても翻数は下がりません。

・三槓子(サンカンツ)

暗槓、明槓を問わず三組の槓子を作る二翻の役です。鳴いても翻数は下がりません。


【 三翻役 】

純全帯幺(ジュンチャンタ)

雀頭と四組の面子構成の全てに一か九の数牌が含まれる三翻の役です。 チー、ポン、カンなどをして鳴くと二翻になります。

混一色(ホンイツ)

雀頭と四組の面子全てを一種類の数牌と字牌で構成する三翻の役です。チー、ポン、カンなどをして鳴くと二翻となります。

・二盃口(リャンペーコー)

一盃口を二組揃える三翻の役です。この役はメンゼンに限られます。


【 四翻役 】

・人和(レンホー)
この役は子だけに与えられるもので、チー、ポン、カンの無い、純粋な一巡目以内に他家から出あがりすると人和になります。この役を役満扱いとするルールもあります。


【 六翻役 】

清一色(チンイツ)

雀頭と四組の面子全てを一種類の数牌で構成する六翻の役です。チー、ポン、カンなどをして鳴くと五翻になります。


【 役満 】

・天和(テンホー)
親が配牌の時点ですでに四面子一雀頭が揃っていると天和になり、役満です。

・地和(テンホー)
子が、チー、ポン、カンの無い純粋な第一ツモであがるとこの役満となります。

・国士無双

一、九、字牌をそれぞれ一枚ずつ、計十三枚集めて、その内のどれかを雀頭にしたもので役満となります。 雀頭のないテンパイ形の場合、一、九、字牌のどれでもあがれる十三面待ちとなり、この場合はダブル役満扱いとするルールもあります。

・大三元

白発中の三元牌を全て刻子で揃えたもので役満となります。

・大四喜

四風牌「東南西北」を全て刻子で揃えたもので役満となります。ダブル役満扱いとするルールもあります。

・小四喜

四風牌「東南西北」のうち、三種類を刻子、残り一種を雀頭にしたもので役満となります。

・四暗刻

暗刻を四組揃えたもので役満です。テンパイはシャボ待ちをツモるか、単騎待ちとなります。単騎待ちの場合、ダブル役満扱いとするルールもあります。

・清老頭

雀頭と四組の面子構成全てを一、九牌の刻子(槓子を含む)で揃えたもので役満となります。

・四槓子
 
自分一人で明槓、暗槓は問わず四組の槓子をつくると、役満となります。テンパイ形は単騎待ちになります。

・字一色

雀頭と四組の面子構成全てを字牌だけでそろえたあがりで役満となります。

・緑一色

索子の 「二、三、四、六、八」と、字牌の「発」の、緑色の牌だけを使ったあがりで役満となります。

・九連宝燈

萬子、筒子、索子の内どれか一種類で、一を三枚、九を三枚、二から八を一枚ずつと、雀頭を一から九までの間で一つ揃えると、この役満となります。メンゼンに限られます。雀頭のない純正なテンパイ形は一から九ま でどれでもあがれる九面待ちとなります。九面待ちをダブル役満扱いとするルールもあります。
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